› こころヨガ:高鍋町のヨガスタジオ › 身体の構造を知る › アインシュタインがすごい理由

2010年04月22日

アインシュタインがすごい理由

膝が曲げられなくてあぐらが出来なかった人が、あぐらをかけるようになったり、肩が上がらなかった人があげれるようになったり、指を曲げたり伸ばしたりするのが出来なかった人ができるようになりました。

慢性的な痛み(腰痛、肩こり、膝の痛み、などなど)を解消したり、失った機能を取り戻すために私が活用している理論があります。それは動きに相対性を持たせるという事です。実際に私の先生である方はその理論に基づいて、ヨガのリハビリ的な活用を慢性的な痛みを持っている人々に提供していました。相対性をもともと人間の身体は持っています。相対性があるから機能していると言っても過言ではないと思っています。逆にいうと、人の身体は相対性を失う事で通常の機能を徐々に失う、もしくはその機能をするのに痛みを伴うようになるのです。

つまり痛みの原因は痛みの存在する場所ではない事が多々あるのです。特に慢性化しているものの場合それが大半を占めています。

”相対性”、”痛みの原因は痛みの存在する場所ではない”、このように言われても何がなんなのかピンとこない方も多いと思います。私も最初はピンと来ませんでした。通常の概念とは違うため説明も難しいです。ですので書く事は無いだろうと思っていた内容です。しかし、身体の痛みなどが取れた人々に不思議がられてしまい、ちゃんと理論があってリハビリのような動きを取り入れている事を分かってほしいと思い、書く事にしました。

アインシュタインの有名な相対性理論があります。時間と空間が独立して存在していない、関わり合って存在している為に光よりも速いスピードで空間を駆け抜けると、そこに存在する時間の影響が小さくなり、時間はゆっくりと進むというものです。ちょうど竜宮城に行った浦島太郎状態になる訳です。

相対性理論が出される前はニュートンが物理学の父と言われていました。彼の中では時間と空間は別々に独立した形で存在すると考えられていた為、時間が光の速度で動く事でひずみを起こすとは考えられず、そしてそれは絶対性理論とも呼ばれていました。

相対性と絶対性、私たちの生活の中でもあると思います。白か黒か、正常か異常か、正しいか間違いか、裏か表か、などなど二極的にあるものが絶対性とすれば、相対性とはもっと中間的で両極の間を自由に行き来できる多彩に振り分けられた色であり、どちらでもない位置にいる状態だと思います。色々な影響される要素をふまえた上で、その様々な影響している要素を取り入れて判断をくだしている、非常に曖昧なものですが、実はそこを理解する事でなぜ身体に慢性的痛みが残るようになったのかが理解できるようになるのです。

つまり慢性的痛みを持つには、そこにたどり着いた道筋があるのです。その道のりを逆にたどって、傾いてしまった力をもといた場所に戻す事で痛みを取ったり、膝が曲げれるようになったり、肩が上がるようになったりする。理論はあっても治療そのものに定義された概念はありません。一人一人の身体が違うように、一人一人のぎっくり腰の治し方も違います。もちろん治す場所は骨盤周辺である事に代わりはないけれど、その人その人に適した治し方は違うと思います。

なにがともあれ、私はただのヨガ講師で医者でもなければ整体師でもありませんのでタラーッ ヨガの目線から慢性的な身体の問題を書いているだけだと思って頂けると幸いです。



同じカテゴリー(身体の構造を知る)の記事
 ホルモンバランスを整えるのは大事です (2010-04-05 19:57)
 生理学と呼吸法 (2010-04-01 10:43)
 季節の変わり目に.... ねじるポーズ!! (2010-03-26 12:49)
 ヨガで養う持久力 (筋肉: 遅筋 と 速筋) (2010-03-25 10:15)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
アインシュタインがすごい理由
    コメント(0)